8月の歌壇、俳壇は、戦争を扱ったものが多いのが常だが、今年は16日の朝日新聞は歌壇俳壇欄がなくてショック。で、23日の新聞で少し読めてよかった。
コラム記事の山崎聡子さんの短歌時評では、Uー25短歌選手権の受賞作の紹介。4首紹介のうちの一つ。
母の髪は灰色の洪水となり家を飲み込み息ができない 石旅公二
穂村弘賞を受賞した石旅さんの「紫の雪の記憶」から。見事な詩的イメージ。短歌的な抒情と絵画的なイメージがあふれでてくる、ちょっと怖い作品。なお、この「U-25短歌選手権」の結果について、吉田帆花「潜熱をもつ」が大賞、栗木京子賞は秀島由里子の「『と』の部分」小島なお賞は松田葉の「距離について」が受賞している。詳細とそれぞれの短歌5編ほどが、以下のサイトにアップされている。
U-25短歌選手権 *他の方のサイトなので、リンクはあとで消しますね。
俳句の方は、いろいろ楽しめた。
戦争は大きな柩八月来 田中清春
いわゆる太平洋戦争を扱った俳句で、こういう流れのものはたくさんあるけど、イメージに喚起力あり。
人生に無駄積み上げて虹仰ぐ 前九疑
年をとると、こういう俳句を書く人が結構いて、これはこれでよくわかかるなあと思う。まあ、つきつめれば人の命も無駄っちゃ無駄なのかも。
短歌のほうは、相変わらず、生活短歌が多し。あと時事的短歌、政治風刺的短歌もよくあるもので、たいていは読み流すのだけど、
あきれてはいられぬ「皇統二千六百年」本気で語る議員に 兼松正直
これ、某小林鷹×議員だね。ほんと、よく言うよ。統一教会とか日本会議からどれだけ選挙支援受けてるんだよ、とまあ思うわけです。
8月下旬の世界谷地
サワギキョウ
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