2023年の新書大賞1位ですが、ようやく手にした。いやいやなかなか大変な本でした。一日で一気読みしてしまったが、これ普通はもっとゆっくり読んだ方がいいし、何回か繰り返し読んでもいいような本ですね。
まずはフーコー。フーコーは、「権力論」が特徴ですね。 権力は上から支配するものではない、つまり国家権力が人を押さえつけているのではなく、様々な規則や制度や常識や規範などが、人を縛り人を管理しているという見方をします。権力がこうしたものの中に網の目のように浸透していると。また人自ら権力におもねいていくこともありうる。また、私たちは「自分はこういう人間だ」と思っているけれど、その“自己像”も、規範、言説などによって形づくられている。つまり、「主体性」とは固定的な本質ではなく、歴史的に作られたもの。「人間・社会・真理・性・主体…これらは自然に存在するのではなく、歴史的な権力=知の働きによって作られたものだ」つまりフーコーは、私たちが“当たり前”と思っているものを歴史的に解体し、別の見方を可能にする思想家ということになります。
最後に ドゥルーズ。人は常に変化し、物も概念も関係の中で変わり続けるのである。世界は「流れ」であり一つのところにとどまらないものという考え方で「生成の哲学」と呼ばれている。ドゥルーズはよく言われる「アイデンティティ」などという考え方よりも一人一人、一つ一つの間にある小さな「差異」こそが世界を動かす原動力だという。もう一つ、ドゥールーズの根幹のアイディアは、「リゾーム」という考え方 。人間社会の活動なり情報なり思念の在り方なりは、樹木のように中心から枝分かれする構造ではなく地中で横に広がる根のようにどこからでもつながり、どこへでも伸びるという非中心的・非階層的なネットワークのイメージ。この言葉、現代ではインターネットや文化現象の同時発生的広がりなどを説明するのにもしばしば使われるとか。ドゥールーズの有名な著作『アンチ・オイディプス』では、 フロイト的な「欲望=欠けているものを求める」という考えを否定し、欲望は“生産する力”であり、世界を作り出すエネルギーだと主張する。こうした概念を援用して社会・政治・経済の分析が行われるとか。
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以上、千葉さんの本というよりも、メインはAIの力を借りてまとめました。千葉さんの本を読む前に、生成AIなどで、プレ予習しておくと頭に入りやすいかも。さらにこの三人の前のフロイト、ニーチェ、ソシュール、ラカンなどにも触れ、三人の後のポスト・ポストモダンの人たちも紹介しているが、こっちは簡単に。
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難しい本で、自分の評価の範疇を越えています。ところどころ、易しい例とか、一般事象などを入れて、読者にもう少しですよと励ましながら書き進めるスタイルで、先生が若い生徒たちを相手にしているスタイル。ちょろっとわかるような気になるのが、また罪深いかも(笑)それにしても、浅田彰のデビュー以降もう数十年たっていて、ポストモダンでさえ20世紀の思想になっていて、今の超情報化とAIの時代にまた新しい哲学が生まれるのだろうか。
いろいろ間違っているかと思いますが、ご笑読ください。
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