朝日歌壇8月10日の一首
お互いに「あなたがいなくなったら」と我が身は残るつもりの話
江別市 長橋 敦さん
これを朝餉の準備している家人に読み上げてやったら、爆笑。まあよくある会話の一つですね。
同じ紙面、
真夏日もヒジャブまとひて工場へ急ぐ女性の深き眼差し 西条市 村上敏之さん
解体の現場に異国の言葉聞く妻子も母もいるひとびとの 東京都 西出和代さん
異国で働く人たちへの同じ人間として優しいまなざしが感じられる歌。
この時代、外国人排斥のすさまじい罵声を耳にする。あろうことか政治家が扇動している。もっとも「あさましき」声である。人をけなしたり罵倒したり、憎しみを煽り立てたりということが、もはや「快楽」になっているかのよう。醜悪な人間の一面だ。
海外への出稼ぎ労働も、外国の土地の買い占めも、歴史を振り返ればかつて日本人がやってきたことなのにね。
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