処女作の『火星の人』(映画化されて『オデッセイ』になった)の作者のアンディ・ウィアーの三作目。2021年日本で初版。ちなみに二作目は先日ブログにアップした『アルテミス』。
こちらも抜群に面白い。そして『火星の人』と同じような深い感動を味わえるSF小説です。
この作品は映画化され2026年に世界同時に?上映される予定です。すでにネットでは予告編がみられるが、この予告編盛大なネタバレ満載なので、本を読む予定の人は絶対に見るべきじゃないです。映画を見る予定の人も、この予告編はみないほうがいい。
上下巻の最初のほんの少しだけを要約すると、目覚めると宇宙船の中にいる主人公。自分がだれでなぜここにいるのかも最初はわからない。しかも同じ部屋にあと二人寝ている人間がいて、ふたりともすでに死んでいる…そんな出だし。地球を救うために、宇宙に出ていく男の孤独な戦いの物語で、雰囲気は『火星の人』に似てるかな。でももっともっとスケールが大きい。そして、多分最後には泣いてしまうお話。これ以上は書かないでおこう。
でも最後に一言。
『こんな面白いSFってある、質問?』
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