今日12/15の歌壇、俳壇から

日曜朝の楽しみの一つが、朝日の歌壇・俳壇。おそらくは多くが同年配の皆さんのささやかな歌や句に 、励まされたりほっとしたりすること多し。今日はその中でも特に印象に残ったものを少し選んでみた(選ばせていただいたですよね)。

俳句欄から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  寒昴老人Aと申します    (紀の川市)橋本哲次

      *ユーモアあって、おじいちゃんひょっこり現れる感じ

  寒晴や生まれて家で老いてゆく  (玉野市)北村和枝

      *しみじみとするいい句。選者二人に選ばれていたが納得。

  冬来ると聞けば小さき闘争心 (松戸市)橘玲子

      *冬支度は一軒家だといろいろありますので、ちょびっと忙しい。

  吾のほか動くものなき冬野かな (東かがわ市)桑島正樹

      *冬の散歩道、じゃなくてこの人山歩きをしてるんじゃないかと。

短歌蘭から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  洗濯物たためばなべてわれのもの夫なきことをしみじみ思う(さいたま市)田上洋子

      *全部自分のものだけ。老夫婦は最後こうなるのだが。どっちが先か。

  ばあちゃんの昼めし屋つひになくなりて島の幾にん弁当になる(江田島市)和田紀元

      *個人営業の弁当やさんもいいし、手作り弁当もまあ悪くない。

  旧知なる友人のごとく白鷺は釣り人の脇に静かに佇む(船橋市)梅本咲子

      *白鷺はうちの近所に結構やってくるきれいな鳥。家の屋根に止まってたりし   て、何のオブジェだとびっくりする。


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