日曜朝の楽しみの一つが、朝日の歌壇・俳壇。おそらくは多くが同年配の皆さんのささやかな歌や句に 、励まされたりほっとしたりすること多し。今日はその中でも特に印象に残ったものを少し選んでみた(選ばせていただいたですよね)。
俳句欄から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
寒昴老人Aと申します (紀の川市)橋本哲次
*ユーモアあって、おじいちゃんひょっこり現れる感じ
寒晴や生まれて家で老いてゆく (玉野市)北村和枝
*しみじみとするいい句。選者二人に選ばれていたが納得。
冬来ると聞けば小さき闘争心 (松戸市)橘玲子
*冬支度は一軒家だといろいろありますので、ちょびっと忙しい。
吾のほか動くものなき冬野かな (東かがわ市)桑島正樹
*冬の散歩道、じゃなくてこの人山歩きをしてるんじゃないかと。
短歌蘭から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
洗濯物たためばなべてわれのもの夫なきことをしみじみ思う(さいたま市)田上洋子
*全部自分のものだけ。老夫婦は最後こうなるのだが。どっちが先か。
ばあちゃんの昼めし屋つひになくなりて島の幾にん弁当になる(江田島市)和田紀元
*個人営業の弁当やさんもいいし、手作り弁当もまあ悪くない。
旧知なる友人のごとく白鷺は釣り人の脇に静かに佇む(船橋市)梅本咲子
*白鷺はうちの近所に結構やってくるきれいな鳥。家の屋根に止まってたりし て、何のオブジェだとびっくりする。
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