宮城県母親対大会が大崎市で開催され、今年のゲストはフォトジャーナリストの安田菜津紀さん。有名人だからか、古川五小の体育館は満杯盛況でした。
安田さんは高校生の時にNPOの活動でカンボジアを訪問し、それ以降海外の難民支援やこどもの貧困救済活動などをおこなってこられた。シリアが内戦状態になる以前から通っておられ、中東に深い関心と造詣のある方で、今回は特にパレスチナのガザ地区のことと、シリアのことを映像をたくさん使いながらお話しされた。個人的につながりのある若い女性たちがどのように戦禍を生き延びているのか、生々しい話だったが、安田さんの柔らかく優しい口調で、深く心にしみた。
後半は東日本大震災の話。安田さんの義理の父が陸前高田の公立病院に勤めておられた関係で、被災後は何度も救援に入られたこと。ジャーナリストとしてとった多くの写真をスライドしながら、ゆっくりとした復興の様子を語ってもらった。
テレビで見るのとちょっと雰囲気が違って、ユーモアを交えて聴衆とのコミュニケーションもとられ、講演に慣れておられる様子、聞きやすいお話だった。
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