百花繚乱 源太ヶ岳~嶮岨森~大深湿原 2021/6/27

夏になった。高山植物の中、涼しい稜線をどこまでも歩きたい、願わくば誰一人いない道を…裏岩手縦走路にある源太ヶ岳と大深湿原を訪れた。
 
 競演  チングルマとアオノツガザクラ

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ショウキラン
コケイラン
コケイランの小群落
ナガバノキソチドリ
森の中の木道
大深湿原の分岐を見送り、さらに登っていくとようやく展望がひらけてくる
雪解けあとのヒナザクラ
イワイチョウ
今年はコバイケイソウの当たり年のようだ
ここは大雪渓の雪解けが遅いので、一面満開になるのはあと1週間はかかりそう
大きくて急な雪渓
アイゼンはいて確実に
到着 源太ヶ岳の山頂標識はここにあるが、地図では次のピークになっている
裏岩手縦走路とその奥が秋田駒ヶ岳
振り返ると岩手山 間の雲がとれない
源太ヶ岳山頂は岩場になっていて
イワウメや
ミヤマダイコンソウとホソバイワベンケイ
コケモモなどが咲いている
縦走路に入り振り返った源太方面 岩手山の雲がようやくとれた
見えているピークは地図上の源太で、標識のピークはその奥になる
縦走路 正面のなだらかなピークが大深岳
ハクサンチドリ ここは日当たりが良すぎるので、咲く花は限られる
ツマトリソウやゴゼンタチバナが登山道の両脇を彩っている
裏岩手縦走路に合流し、右折して北上
正面やや左の低いピークが今日の目的地の嶮阻森
イワカガミ
ツバメオモト
イワナシ
名もなき池塘に
ミツガシワがたくさん
左が嶮岨森 右奥が前諸檜岳 鏡沼が見えてきた
ミヤマキンポウゲ
ピークが二つあります

到着
北峰まで行って振り返った山頂 奥の台地が源太~大深のライン
鏡沼
岩手山 ナナカマドと鏡沼の向こうに樹海ラインが見える
大深避難小屋に戻った 
小屋周りのミヤマハンショウヅルの群落はまだ蕾 もう少しで咲きそう
サンカヨウ
大深湿原に降りていく
ここは今はチングルマが盛り
オオバミゾホオズキの巨大な花壇
有名な水場
イワイチョウ
ミヤマカラマツ
チングルマ
雲の上の楽園風
アオノツガザクラもあちこちに
ヒナザクラも
今はチングルマが主力かな
ワタスゲ
いつもの場所にムシトリスミレ
去りがたく、途中でコーヒーブレイクに
誰もいないので遠慮なく…
とてもかわいい花です
コバイケイソウはあちこちで
この連絡道はシラネアオイが延々と咲く
巨木の森を帰る





9:00出発 11:50源太ヶ岳  13:00 嶮岨森 14:00大深湿原 16:30下山完了

登山道情報
*どこもよく整備されている。下の方は刈払い直後で草刈りの匂いがしていた。
*源太ヶ岳直下の雪渓は、アイゼンを使用した。気を遣う斜度がある。
*大深湿原は、いまはチングルマが見事。あちらこちらで群落がみられる。コバイケイソウはもう少し先。シラネアオイは湿原の連絡路に延々と咲いている。まだまだ見頃は続くがそろそろ終盤。
*日曜だが登山者はわずか。お会いしたのはソロの方二人と、4人組だけ。午後に雷雨予報だったが、下山直後にぽつぽつと振りだした。





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