SAY IT  John Coltrane ジャズを聴いていたころ②

初めて聞いたコルトレーンは、アルバム「バラッド」の SAY ITだった。こんな哀愁に満ちたスローバラードを吹く男が、同時期に「至上の愛」のようなフリージャズの極みを探求していたとはね…

コルトレーンはマイルス・デイビスに見いだされた男なのだが、麻薬のためバンドを追い出され、セロニアス・モンクに拾われた。そのころのアルバムが「ブルートレイン」。やはり天才だったね。この音楽、正統派ハードバップの後継者風なのだが…
マイルスはもう一度コルトレーンに声をかける。コルトレーンを加えたマイルスバンドの「カインド・オブ・ブルー」は記録的な大ヒットとなった。
だが独り立ちしたコルトレーンは、同じ時期にエポック的なアルバムを出す。「ジャイアントステップス」。


そして「至上の愛」へ…
東京公演の際、コルトレーンは延々とソロアドリブを繰り返し、
法悦のごとくの表情でよだれが流れ落ちていたとか…
自分がジャズを聴きだした5年も前に亡くなっているんだけど


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