野生のランと幻の花

初めて会った「幻の花」

カモメラン
小さい花
サイハイラン
花を覗くと…
コケイラン
ギンラン
ギンラン

トガクシショウマ、別名トガクシソウは日本特産の一属一種。きわめて珍しい花で、見つけた人もその場所は決して他人には教えないとか。奥羽山脈の日本海側、ブナの森の奥深く、登山道のない狭まった沢筋などに咲くことが多いようだ。ごく一部をのぞき(尾瀬の裏燧林道など)ふつうの登山道でお目にかかることはまずない。

何年か前、ある山歩きの記録をネットで見ていて、この花の写真を見た。場所の説明はなかったが、山域と文章からこのあたりではと見通しをつけて現地に行ったみた。それらしい場所から登山道を外れ、探し歩いてみたが見つからない。一度は諦めて別の場所に移動したのだが、どうしても気になって再訪。そしてようやく見つけた。沢の側壁の高いところに張り付いている。自分の1m程頭上。急傾斜で足場もないので、接写はできない。

花期は普通は6月上旬まで。東北北部の高地のこの沢でも、これが最後の一輪のようだ。また来年もう少したくさん咲いている時期に会いにこよう。

この日であったカモメランもサイハイランも、なかなかお目にかかれない花。梅雨のうっとうしい一日だったが、自分にとってはなかなか幸運な一日だった。






コメント

  1. 野生蘭
    幸運な一日でしたね✌
    疲れも吹っ飛びますでしょう。


    幻の花 勿論こちらにはありません。
    多年草ですので毎年美しく咲いてくれる事でしょう。

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    1. 幻の花、やっと会えました。なんとか自力で見つけたので嬉しかった。
      帰り道、一人でニコニコ(ニヤニヤ?)して下山してたと思います。
      きっとほかにも咲いているでしょうね。なんとなくわかりましたので来年は別の場所でも探してみたいと思います。
      というか、まずは来年も元気で歩けますように!

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