庄内の旅 2021/11/8

 朝に由良海岸を散策。白山島まで橋がかかっていて、海を渡っていける。島の高台にある白山神社に参拝。250段くらいの階段が、超のつくほどの急登。手すりがなければ危険を感じるほど。海がとにかくきれいだった。今日は鳥海もよく見えた。




ここから加茂水族館。駐車場から、鳥海の全景が見える。
加茂水族館=クラゲドリーム館と名前が二つに。ここのクラゲは圧巻だが、アシカやアザラシなども可愛いので、クラゲ館だけだと可哀そう。
ところでクラゲだが、これなかなかの見もの。クラゲの透明な体内と複雑な動きを見ていると、まるで大宇宙の星雲のようでもあり、生物の胎内のようでもある。太古から連綿とつながる命の不思議を感じる。この場所で室内楽の方などがコンサートを開かれるのもよくわかる。何とも言えない美しく優雅で、永遠の動き。
中学校の修学旅行生がきていた。世の中が少し通常に戻りつつある。子供たちの元気な声を聞くのは喜ばしいこと。動きが俊敏で、まったくついていけない。
酒田に移動する。ここに来るといつも訪れる土門拳記念館に。土門は大好きな写真家だ。毀誉褒貶もあるが、この人の作品を見たら、誰でも心惹かれると思う。
小さな美術館だが、手の込んだ作り。館内を歩くだけでも雰囲気たっぷり。
土門の作品は膨大で、それをローテーションで展示しているが、今回のように企画展もあるので、土門の写真だけでなく、いろいろ写真芸術が楽しめる。
はがきを少し購入。

この日はちょうど写真家大竹英洋の、作品展があった。大竹は第40回土門拳賞受賞を受賞したものでで、その写真集『ノースウッズー生命を与える大地ー』が展示されていて、こちらも見ごたえがあった。カナダの大自然と動物たちを撮ったものが多い。
*下は東京での写真展の様子で、記事がネットに乗っているので、ここで使わせてもらった。



11月3日は、木更津にいた。その日が結婚記念日で、二人でお祝いできなかったので、今回がその代わりみたいなもの。1979年に結婚したので、もう42年になる。ずいぶんお世話になったものだ。人生の終盤にきて、一緒に山を歩きゆっくりした時間を過ごせることを感謝したい。

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